にきび
ニキビの患者様にまずお話ししたいこと
ニキビは病気です。見た目も気になりますし、痛いこともあります。しかし、一番の問題はニキビ跡になってしまうことです。市販の外用や化粧品も良いと思いますが、一度皮膚科専門治療を受けてみませんか?スキンケアを含めお悩みを解決するお手伝いをさせていただきます。
一言でどんな皮膚病?
ニキビ菌が顔や体の毛穴で増殖して、赤いぷつぷつができます。
原因
毛穴が詰まり、毛穴の中で油(皮脂)が増え、ニキビ菌(アクネ杆菌)が増殖することで発生します。年齢(思春期)や性ホルモンバランス(生理前に悪化)も関係します。
症状
顔や体(胸、背中)に赤いぷつぷつ(丘疹)が多数できます。膿を持つこともあります。赤くないぷつぷつを、コメド(面皰)と言います。放置しておくとニキビ跡(黒い跡、赤い跡、へこんだ跡、盛り上がった跡)になることがあります。
診断
毛穴に一致した赤いぷつぷつを確認することです。
治療
外用薬
- 抗生物質外用薬 ニキビ菌を減らす作用があります。
- アダパレン外用薬 毛穴の詰まりを除去して、ニキビになりにくくします。ディフェリンゲル。
- BPO(過酸化ベンゾイル)外用薬 抗生剤ではありませんが、ニキビ菌に効果があります。ベピオゲル。
内服薬
- 抗生物質内服 ニキビ菌を減らしたり、ニキビを悪化させる化学物質をへらします。
- 漢方薬 内側から治す、体質改善薬です。
その他
- ニキビ用石鹸
- 化粧品
生活での注意
- 洗顔は1日2回、十分泡立てた石鹸でこすらないように行いましょう。
- 化粧は油性のものは避けましょう。
- 暴飲暴食をさけて、バランスの良い食生活をしましょう。
- 睡眠時間やストレス対策が大事です。