蕁麻疹

一言でどんな皮膚病？

突然、皮膚に赤い地図状の盛上りができて痒くなります。でたり引いたり繰り返します。

原因

アレルギー性（食物、薬剤など）のこともありますが、原因不明な場合も多いです。風邪に伴ってでる場合（感染性蕁麻疹）や膠原病、甲状腺の病気など全身の病気に伴うこともあります。血管から水分が漏れ出すことで、「みみずばれ」を起こします。

症状

いわゆる「みみずばれ」をした赤い発疹が全身にできます。強いかゆみを伴います。出たり引いたり数時間単位で繰り返します。跡は残さずに治ります。顔や目の周りだけに出る場合や、数日消えない場合もあります。ひどいと、呼吸困難、腹痛・下痢を伴うこともあり危険です。数日しかでないタイプ（急性蕁麻疹）もあれば、何年も続くタイプ（慢性蕁麻疹）もあります。

診断

上記の症状で診断できます。採血をして、アレルギー検査や膠原病のチェックを行うこともあります。

治療

食物アレルギーや薬疹など原因があれば、それを除去することです。
主に、抗ヒスタミン剤の内服を行います。
治りにくい場合は、抗ヒスタミン剤を増やしたり、変更したり、他の系統の薬剤を加えたりして、ベストな薬剤を探してゆきます。
重症な方には、生物学的製剤の注射を行っております。ゾレアなど。

※ゾレア注射は、土曜はできませんのでご注意ください。
※ゾレア注射は予約後の取り寄せになりますので、まずは院長と相談ください。